高崎ペインクリニック

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帯状疱疹には、予防するワクチンがあります

2021/09/21

 帯状疱疹の症状には個人差がありますが、多くは、はじめに皮膚に神経痛のような痛みが起こります。痛みは、皮膚の違和感やかゆみ、しびれとして感じる程度から、ピリピリ、ズキズキ、チクチク、針で刺されたような痛みや、焼けるような痛みまで様々です。その後、水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状に現れ、徐々に痛みが強くなり、眠れないほど痛むこともあります。強い痛みや皮膚の症状は、主に体の左右のどちらかにみられ、3~4週間ほど続きます。

 帯状疱疹は、体内の水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスが活動を再開することで発症します。主に子どもの頃に、このウイルスにはじめて感染すると、水ぼうそうを発症します。そして、水ぼうそうが治った後も、ウイルスは脊髄から出る神経節という部位に潜んでいます。普段は体の免疫力によってウイルスの活動が抑えられているため発症することはありませんが、免疫力が低下するとウイルスは再び活動、増殖しはじめます。

 帯状疱疹の発症には、加齢が関係しており、日本人では、50代から帯状疱疹の発症率が高くなります。50代、60代、70代と発症率は増加し、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれています。帯状疱疹になった患者さん全体のうち、約7割が50歳以上です。しかし、残りの3割には20代~30代も含まれており、若い人でも発症する可能性があります。
なお、帯状疱疹発症率は年々増加しており、例えば60歳以上の年齢層では、1997年から2017年までの21年間で発症率が約1.5倍に増加していることが確認されています

通常、痛みは水ぶくれ(水疱:すいほう)や赤い発疹(ほっしん)が治るとともに軽くなりますが、皮膚の症状が治まった後も長期間にわたって続く痛みを、帯状疱疹後神経痛。加齢とともに帯状疱疹後神経痛への移行リスクは高くなり、50歳以上の患者さんの約2割が移行すると報告されているため、注意が必要です。帯状疱疹後神経痛は、ウイルスが神経を傷つけることで起こるため、帯状疱疹になったら、できるだけ早く治療をはじめてウイルスを抑えることが重要です。

帯状疱疹は、ワクチンで予防できます。ワクチンには、感染症の原因となる細菌やウイルスの病原性を弱くしたものや、成分の一部を取り出したもの、また病原性を全くなくしたものがあります。ワクチンを体内に接種すると、そのワクチンの成分(細菌やウイルス)に対しての免疫力を高め、病気の発症や重症化を抑えることができます。
帯状疱疹の予防には、50歳以上の方を対象としたワクチンがあります。水ぼうそうにかかったことがある人は、すでに水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスに対する免疫を獲得していますが、年齢とともに弱まってしまうため、改めてワクチン接種を行い、免疫を強化することで帯状疱疹を予防します。予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありませんが、たとえ発症しても症状が軽くすむという報告があります。


当院に来られて、帯状疱疹の痛みに苦しむ患者様はみな口をそろえて、『ワクチンを知っていれば、うっておきたかった。』と仰られております。

是非、予防や治療に関する詳しいことについては知りたい方は当院にご相談ください。

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